健康には睡眠が大切!続けたい3つの工夫

“【眠れることは健康維持に不可欠】  
健康のために心がけていることは、心臓外科で心房細動と診断されたことがないとしても、睡眠をしっかりとることです。ある出来事をきっかけに睡眠の重要性に気づかされたためです。その出来事とは、介護負担から不眠症に陥ったことです。
介護に疲れ、神経が参ってしまい、ウツ状態になったことがありました。疲れ果てているのに、布団に入ると眠れません。寝ていても、一晩のうちに何回も目を覚ましてしまい、目が覚めると、なかなか寝つけません。
メンタルクリニックで睡眠導入剤を処方してもらいました。薬を飲んでもなかなか睡眠の質は向上せず、疲れは抜けませんでした。その状態は介護を終えるまで続きました。

【睡眠の質を向上するための3つの工夫】
睡眠導入剤を処方されなくなってから、「睡眠の質を向上させる」ということに積極的に取り組むようになりました。毎日取り組むことなので、複雑なことは避けています。簡単にできることを、とにかく続けることが大切です。
1.お風呂には寝る1時間前までに入ること
介護で多忙な頃は、入浴時間がまちまちでした。寝る直前に慌ただしくシャワーを浴びて済ませることも少なくありませんでした。最初に改善したのが入浴時間です。 
お風呂には寝る1時間前までに入ることが大切です。眠りに入るのに適した状態になるには、入浴によって上がった深部体温が下がる必要があるためです。お風呂を済ませた直後に布団に入ってもなかなか眠くならないのは、深部体温が下がっていないからです。
2.ぬるめのお風呂に少しゆっくり入ること
深部体温を急激に上げないことも、眠りを促すには大切です。熱いお湯に浸かると、深部体温が急激に上がってしまいます。深部体温が急激に上がると、交感神経を刺激して、眠りに入れる状態になりません。
眠りを促すのに適当な温度は40度前後です。40度前後というと、少しぬるめに感じられます。慌ただしく入浴を済ませようとすると、身体が温まったと感じられない温度です。15分は湯船に浸かるつもりでお風呂の時間を考えましょう。
3.布団に入ったらスマホは見ないこと
眠れる状態を作るには、布団に入ってからの刺激を少なくすることが大切です。スマホは布団に持ち込まないようにしましょう。
スマホから発せられる光は、メラトニンを抑制してしまいます。メラトニンが抑制されると、眠りが深くなりません。熟睡感が得られなくなってしまいます。”